キャッチコピーは以下の通り。なかなかのものです。
浅草を舞台に繰り広げられる死闘。
利権を巡る欲望の罠!!
組織が雇った非情の代打ち、笹島兄弟!
組織の代打ち VS 二匹のメス猫、
互いの存亡を賭けた”最後の勝負”が始まる。
本格麻雀活劇巨編登場!
2003年にファントムプロダクツが制作しました。雀荘チェーンの「さんグループ」のプロモーションビデオとなっています。出来が良ければ、宣伝だろうがAVだろうが、ぜ~んぜん構わないんですけどね。果たしてその真価や如何に…。
美貌の女猫雀士 洋香(ようこ)を、2002年初代女流最高位の渡辺洋香プロが初主演。写真集『服を着させてください』では初のヘアヌードを披露し、世の麻雀&ロリータファンを魅了しましたが、今作品では肌を露出してません。
残念なことに、渡辺洋香はシロウト以下の演技力。蛍雪次朗などの役者陣はいい味出してるんですけどねえ…。
現実の対局の方がなんぼか真剣味があることか(すみません。拝見したことはないので「想像」です)。
いえ、対局時の表情や「牌回し」はまだしも、肝心の「台詞回し」が…。
もう一匹の女猫 日沼キリコを「妖闘地帯KIRIKO」「淫獣学園 実写版」の高橋めぐみが演じています。こちらは地味ながらもレイプシーンもあり、AV女優の面目役如です。
ただし、真面目な役どころなのにヤンキーっぽい金髪の食堂(?)の店員から、黒髪が似合う着物を粋に着こなした姉さんに変貌しますが、これは無理があるのでは。つうか、この境遇(ネタばれなので詳しくは書きませんが)で、なんで今頃店員やってんだ?!
「非情の代打ち、笹島兄弟」って、奴らがのうのうとのさぱっているのも納得できないし。
デテールが大雑把で説得力に欠け、もうグダグダです。
それに「女猫」って、何の必然性もないネーミングは一体?(あ、これは「Vシネ」のお約束でした。)
…と突っ込みどころ満載で、ある意味楽しいのですが、内容はともかくとして渡辺洋香プロが出演しているという一点で、もう、ファンにはたまらんのでしょう。
『フリー雀荘入門』
特典映像として「フリー雀荘入門」が収録されています。女流プロらが、雀荘での遊技マナーを丁寧に解説してくれます。これは初心者にはいいかも~。
ただし、導入部の雀荘内での説明が聞き取りにくいのが残念。牌の音はともかく、BGMが大き過ぎて喋っている内容がよく分からないのですよ。音楽流したいなら、そこは「口パク」にすれば良かったのに。
本当にプロの作品か、これ?(ここだけは自前かも)
以下、その内容です。
フリー雀荘のマナー
1.あいさつをしてゲームを始める。
2.発声を正確にする。
3.行儀よく打つ。肘や膝をつかない。
4.ラス半コール(この半チャンで止めますの合図)をすること。
実際の悪例集
・先ヅモはしない
・打牌は強く卓に叩きつけない
・点棒の授受は丁寧に行う
・他家の批判をしない
・ゲーム進行中、手牌に関することは喋らない
・鼻歌・口笛等は禁止です。舌打をするのも不快な行為です
・ゲーム進行中、他の方の手配の読みなどを口外しないで下さい
・アガったら、牌をみんなが確認できるように見やすく並べましょう
・引きヅモなどの紛らわしい動作はやめましょう
・他の人から届きやすいように牌山を右斜め前にだしましょう
・リンシャン牌は、こぼれて見えてしまわないように下に置きましょう
・捨て牌は、6枚切り。7枚からは2段目にお願いします
・両手は使わない、利き手のみを使って打つ
上手なお店の選び方
1.きちんとした看板が出ている
2.店内が明るく清潔
3.スタッフの元気が良い
お店によってルールが違います。必ず確認しましょう。
最後に「点数計算を覚えよう」ということで、簡単な実例を紹介しています。こればっかりは「暗記」と「実戦」ですからね。
かくゆう私も符の計算とか、未だ身に付いていません(汗)。
一から勉強し直さなくちゃ。
女流プロが頑張っているということで、評価は「★3つ」とさせて頂きました。