我が家はACCS(研究学園都市コミュニティケーブルサービス)に加入しています。しかしながら、6月いっぱいでアナログ放送が終了してしまいまして、しばらく多チャンネル放送が見られない状態となっていました。
なにぶんマンションのため、理事会が動いてくれないとデジタル化に対応することができません。デジタル用のブースター設置の工事が必要で、全体で100万円ほどかかります。たまたま今年は理事会の役員になったため、ケーブル放送契約者としての意見を直接言う機会に恵まれました(もちろん、他の契約者の方からも要望が出ていましたが)。どのみちいずれはデジタル化しなければならないということで、無事工事に漕ぎつけることができました。
そして今日、うちに設置してあるセットアップボックスをデジタル用のものに交換してもらったのです。キャンペーン中ということでこちらの工事費はタダ。まあ、望んでデジタル化してもらったことではないので、これは当たり前かもしれません。
でも、よく考えたら、そもそもデジタル化なんて皆が皆望んでいることではないですよね。特に我が家の周辺は「つくば研究学園都市」という土地柄からか様々な電波が飛んでいるらしく、アンテナを立てても必ずしもデジタル波が受信できるわけではないとのこと。うちはマンションなので積み立てたお金もありますが、個人の住宅でデジタル環境を導入・整備するのは、結構大変なハズ。政府が5000円の地上デジタルチューナを出すという話もありますが、せめてそのくらいはやってもらわないと…。
で、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。
早速、ウキウキしながらACCSの番組表を眺めました。
おお、グッドタイミング!『HEROES1 全話一挙放送 1~8話』なんてのをやるではありませんか?!
実施するのは「スーパー!ドラマTV」、アナログでは見られなかったチャンネルです。
娘や息子はあまり乗り気ではありませんでしたが「途中まででもいいから」という条件で、放送を見始めました。『HEROES』は珍しく日本人のヒーローも出てくるとのことで以前から見たかったドラマですが、なかなかチャンスがなかったのでした。
息子はすぐにストーリーに引き込まれたようで、二人で2話まで一気見しました。娘は夜更かしがたたり、そのうちウトウトし始め寝てしまいました。
その後です「事件」が起こったのは。
なんと、『シーズン2』の見所を宣伝するために、これから放送する『シーズン1』のストーリーを紹介し始めたのです。しばらく何のことか分からず、思わず最後まで見てしまいました。
息子「何? 今のネタバレだよね?」
私「……あり得ない、筋、もろバレじゃん!」
それまでにも頻繁に『シーズン2』のCMが入っていましたが、そのための『シーズン1』一挙放送でしょうし、それは別に構わないんです。ただ、いくら『シーズン2』へのつながりを分かりやすくするためとは言え、肝心のラストまで見せてしまうなんて!
いや、本当にそれが『シーズン1』のラストかどうかなんて、まだ見たことがない私たちには分かりようがないんですけど。ただ、少なくともかなり先のストーリーの展開まで映像で見せたんです。
息子「…ゲーム、やっていい? なんか、もう見る気がしなくなっちゃった」
私「その気持ちはよ~く分かるけど、もう一話見せてよ。そうすると多分、レンタルDVD1巻分にはなるから」
息子「つまんないよー、どうなるか分かっちゃったのに…。う~ん、まあ、一つだけなら…」
ストーリーの展開がめまぐるしいので、その後も一話分だけは息子もおもしろそうに見てました。
お互い面識のない登場人物たちが、運命の糸に導かれるか如く係わりを持ち始めます。ヒーローたちはそれぞれ違う能力を持ち、その性格も暮らしている環境も全く異なるというのに。
日本人のヒロはオタク社員という設定ですが、オタクにしてはあり得ないような変なテンションだし、ドラマの中の日本なんて今までの映画よりはいくらかマシだけど、「あの看板はねーよ!」といったツッコミどころは満載。それもまたご愛敬でしょう。
つまり、キャラクターの個性が際立っており物語的にもうまく構成されているので、次から次へと「つづき」が見たくなるという、今流行りの全米TVドラマの旨みがギッシリ詰まったエンターテイメント作品となっているのです。
そういった作品の良い面がすっかり台無しに…。
フツー、ネタバレ(というか、詳しいストーリーの紹介)は最後まで放送した後にやるのがマナーでしょう。少なくとも地上波の映画のプロモーションでは、そんなおバカなことはしませんよね。まあ、映画自体短いってこともあるかもしれませんけど。
(ちなみに『ドラゴンボールZ』のタイトルって、実はかなりのネタバレになってますが、こちらは笑って許せるレベルです。時代ものほほんとしてましたし。)
一体どういうつもりなんだか。
この「スーパー!ドラマTV」ってチャンネルは!!
自分で自分の首を絞めているとしか思えない。
ちなみに、全放送予定は次の通り。
明日から見ようという方は、どうかネタバレにご注意くださいませ。
7/19(土)13:00~21:00 第1話~第8話
7/20(日)13:00~21:00 第9話~第16話
7/21(月)13:00~20:00 第17話~第23話
2008年7月20日日曜日
2008年7月10日木曜日
『ぼくを葬る』を観て「死」について考える
少し前にGyaOで『ぼくを葬る(おくる)』という映画を観ました(現在は終了)。
ガンで余命幾ばくもないことを知りながらも身内や恋人(男同士)には打ち明けられず、唯一、おばあちゃんにだけ告白して魂の救済を求める主人公の男性カメラマン。
幼いときには仲が良かった姉とも確執があり、素直になろうと思いながらもつい口汚く罵ってしまいます。肉親だからこそ、一度絡まってしまった糸はなかなかほどけはしません。
この辺りの感情の機微はさすがフランス映画といった感じで、日本人の感性にもしっくりきます(善悪や喜怒哀楽がはっきりしているアメリカ映画は捉え方が表面的過ぎるきらいあり)。感情をコントロールできずに悩むのが本来の人間の姿でしょう。
主人公がホモセクシュアルでやや過激な表現があるため「R-15」指定となっていますが、それは些細なこと。生活と仕事、趣味や欲望、それらすべてが人間にとって不可欠なのですから。
人は望まなくても、死を迎えなければならないときがいずれやって来ます。そのときのために、今、何ができるのか?
そんなことをしみじみと考えさせられる映画でした。
何故今日になってこの映画を取り上げたのかというと、一昨日に夫の母が亡くなったからです。
80歳過ぎても白髪一本無い、元気溌剌とした母でした。子供や孫のために菜園で無農薬の野菜を作って、よく送ってくれました。食に口やかましく健康のためならお金や時間を厭わない、ある意味とても贅沢な生活をしていました。
最初はごく軽微なガンでした。手術もファイバースコープでできるくらいに簡単だということで、その前に2週間ほど自宅に帰っていたほどです。
ところが、一気にガンが爆発しました。気づいた時にはもうお腹中に広がっていたそうです。
昨日、家族4人でお別れに行ってきました。
安らかな顔をしていて、まるで眠っているかのようでした。
本来ならば長男である夫が通夜と葬式を取り仕切らなければならないのですが、本人の体調がすぐれず帰省が困難なため、それは叶わぬこととなりました。あまりにも急だったので、お見舞いにも私と子供達しか行かなかったのが悔やまれます。
人間の「生」は「死」と隣り合わせなのですが、普段はそのことを考えもしません。ですから、ひとたび「死」と巡り合わせると愕然とします。「健康」であることのありがたさに初めて気づくのです。
私自身も7月初めに会社でブッ倒れそうになって、健康にあまり自信が持てなくなりました。まあ、これは持病の貧血のせいだと分かっており治療もしているのですが、それでも一歩も歩けなくなる状況には自分が一番驚きました(車椅子で医務室まで連れて行かれるとは)。
人間、まずは「健康」。お金や地位や名誉なんかは二の次、三の次ですね。
母は夫に「これからは好きなように生きなさい」と言っていたそうです。
「命」の尊さに思い至れば、「友情」や「愛」の大切さ、「生きがい」のありがたさも自ずと理解できます。
いかなる理由があるにせよ、自殺は思い留まるべきだということも。
ましてや人の命を奪う犯罪など、起ころうはずもないのですが…。
ガンで余命幾ばくもないことを知りながらも身内や恋人(男同士)には打ち明けられず、唯一、おばあちゃんにだけ告白して魂の救済を求める主人公の男性カメラマン。
幼いときには仲が良かった姉とも確執があり、素直になろうと思いながらもつい口汚く罵ってしまいます。肉親だからこそ、一度絡まってしまった糸はなかなかほどけはしません。
この辺りの感情の機微はさすがフランス映画といった感じで、日本人の感性にもしっくりきます(善悪や喜怒哀楽がはっきりしているアメリカ映画は捉え方が表面的過ぎるきらいあり)。感情をコントロールできずに悩むのが本来の人間の姿でしょう。
主人公がホモセクシュアルでやや過激な表現があるため「R-15」指定となっていますが、それは些細なこと。生活と仕事、趣味や欲望、それらすべてが人間にとって不可欠なのですから。
人は望まなくても、死を迎えなければならないときがいずれやって来ます。そのときのために、今、何ができるのか?
そんなことをしみじみと考えさせられる映画でした。
何故今日になってこの映画を取り上げたのかというと、一昨日に夫の母が亡くなったからです。
80歳過ぎても白髪一本無い、元気溌剌とした母でした。子供や孫のために菜園で無農薬の野菜を作って、よく送ってくれました。食に口やかましく健康のためならお金や時間を厭わない、ある意味とても贅沢な生活をしていました。
最初はごく軽微なガンでした。手術もファイバースコープでできるくらいに簡単だということで、その前に2週間ほど自宅に帰っていたほどです。
ところが、一気にガンが爆発しました。気づいた時にはもうお腹中に広がっていたそうです。
昨日、家族4人でお別れに行ってきました。
安らかな顔をしていて、まるで眠っているかのようでした。
本来ならば長男である夫が通夜と葬式を取り仕切らなければならないのですが、本人の体調がすぐれず帰省が困難なため、それは叶わぬこととなりました。あまりにも急だったので、お見舞いにも私と子供達しか行かなかったのが悔やまれます。
人間の「生」は「死」と隣り合わせなのですが、普段はそのことを考えもしません。ですから、ひとたび「死」と巡り合わせると愕然とします。「健康」であることのありがたさに初めて気づくのです。
私自身も7月初めに会社でブッ倒れそうになって、健康にあまり自信が持てなくなりました。まあ、これは持病の貧血のせいだと分かっており治療もしているのですが、それでも一歩も歩けなくなる状況には自分が一番驚きました(車椅子で医務室まで連れて行かれるとは)。
人間、まずは「健康」。お金や地位や名誉なんかは二の次、三の次ですね。
母は夫に「これからは好きなように生きなさい」と言っていたそうです。
「命」の尊さに思い至れば、「友情」や「愛」の大切さ、「生きがい」のありがたさも自ずと理解できます。
いかなる理由があるにせよ、自殺は思い留まるべきだということも。
ましてや人の命を奪う犯罪など、起ころうはずもないのですが…。
2008年7月8日火曜日
STAR WARS 出撃!
ペプシネックス500mlペットボトルのオマケ、『スターウォーズ』のベアブリックを5体手に入れました。
都内に出かける予定だったので買うのは帰りでいいやと油断していたら、あっという間にダースベイダーが売り切れてしまいました。
ザンネン!
(しかも、黒くて似ていたため、間違えて「TIE Fighter Pilot」と「Imperial Logo」を買ってしまいました)
息子はベアブリックを見てインスピレーションが働いたようで、レゴでそれぞれの戦闘機を作ってました。
JANGO FETT
BOBA FETT
TIE Fighter Pilot
都内に出かける予定だったので買うのは帰りでいいやと油断していたら、あっという間にダースベイダーが売り切れてしまいました。
ザンネン!
(しかも、黒くて似ていたため、間違えて「TIE Fighter Pilot」と「Imperial Logo」を買ってしまいました)
息子はベアブリックを見てインスピレーションが働いたようで、レゴでそれぞれの戦闘機を作ってました。
JANGO FETT
BOBA FETT
TIE Fighter Pilot
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