2006年7月2日日曜日

島耕作のよーなサラリーマン

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島 耕作と言えば、弘兼憲史先生のシリーズ漫画の主役である。

「のらくろ」と同様、主人公と共に漫画のタイトルも出世していく。


ヤング 島耕作』(「イブニング」連載中、4巻まで発行)

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課長 島耕作』(全17巻)

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部長 島耕作』(全13巻)

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取締役 島耕作』(全8巻)

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常務 島耕作』(「週刊モーニング」連載中、4巻まで発行)


何を隠そう、私は島 耕作の大ファンで、『課長』から『常務』までのシリーズを揃えている。『ヤング 島耕作』は現在連載中であるが、このシリーズだけ読んでいないのには、ワケがある。中途半端な時期に過去を振り返るよりも、島耕作が頂点を迎えてからの方が、若かりし頃の彼の物語に集中できると思ったからだ。

団塊の世代に属していながら、独特の正義感を武器に仕事をバリバリこなして出世し、しかも、美しい女性たちにはモテモテという人物像。あり得ないがゆえに、世の多くの男性サラリーマンの憧れとなっている。

女の視点から見ても、「こんな男、いるわけないじゃん」と頭で理解してはいるが、そのかっこよさは否定できない。というか、惹かれているし。

おそらく、仕事がメチャでき、女性との交遊も派手なわりに、やたら純朴なところが憎めないのだろう。得なタチである。


しかし、この「男性にだけ都合がいい物語」を批判する女性もいるらしい。

そりゃそうかも。島耕作は独身だからまだ許せるが、日本の政財界のトップから企業の管理職に至るまで、物語に登場する脇役の多くが、妻以外の女性と関係があったりする。

まあ、現実逃避、しょせん「夢物語」なんだから、これくらいは大目に見てあげればいいのに。


それに、この漫画に出てくる女性たちは、とっても魅力的なひとばかり。皆、自分に自信を持っており、日々の生活や仕事をこなし、自由恋愛を謳歌している。ときに、くじけそうになることがあっても、そこに我らがヒーロー島耕作が現れて、心や体をフォローしてくれるのだ。


このかっちょいい「島耕作」のようなサラリーマンが、産経新聞のテレビCMに登場しているのを、ご覧になっただろうか。居酒屋でのサラリーマン2人の会話シーンなのだが、島さん似のサラリーマンがやたら甲高い声で、全くイメージにそぐわないものとなっている。しかも、そのセリフは、

「マジかよー」

あの脱力系のお笑いコンビアンガールズの田中卓志さんの声なんだそうだ。

このCMは、私の夢を見事にブチ壊してくれた(笑)

しかし、この映像と音声のギャップが、ミョーにやみつきになっちゃうんだよなぁ。

産経新聞さん、弘兼憲史先生、いいCM作ってくださいました。

SANSPO.COM
産経新聞のCMにアンガールズ…トリビアねた披露も

Amazon
『島 耕作』シリーズ

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2 件のコメント:

  1. 私も島耕作にハマってます。 トラバさせていただきます。

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  2. おお、トラバ、ありがとうございます。

    ほんとに、島耕作のよーな上司がいたら、会社もさぞ楽しいことでしょう。
    現実は...ふぅ。

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