横山光輝先生の『ジャイアントロボ』が40周年を迎える。
というわけで、ただ今、新シリーズ『GR -GIANT ROBO-』が、Sg-TVという動画サイトで配信中である。2004年4月に亡くなられた原作者の横山先生追悼企画として、一話と二話が無料らしい。
『ジャイアントロボ』というコンセプトはよいのだが、画が現代風になっているところが気に入らない。そういえば、『ガンダム』の新シリーズが始まったときにも、かなりの違和感があった。どちらも、初期の作品と作風が全く変わってしまっていたせいだ。まあ、昔の思い出もしがらみもない若いもんには、この方が取っつきやすいのだろうが..
今回レンタルして観たのは『GR』シリーズではなく、『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』。1992年~1998年まで、全7話が発売されたOVA作品である。こちらは、美しく新しい(つまり古臭くない)作画なのだが、原作のテイストが十二分に感じられるアニメとなっている。横山光輝ファンには、たまらん作品だ。
バンダイチャンネルでは、全7話パックで1,029円、1話210円で視聴できる。
ストーリーについては、2話観ただけなので、まだ何とも。しかし、「つづき」が気になってしかたがない。
新作『GR -GIANT ROBO-』とは、話の繋がりはないのだそうだ。
原作とも設定が違う。また、原作はロボット同士による戦闘がメインであったが、本作はロボット対戦の他に、超人キャラ同士による格闘も見所となっている。世界征服を企む秘密結社BF団(「ボーイ・フレンド」ではなく、「ビッグ・ファイア」の略)は、敵キャラとして健在。
ワルシャワフィルオーケストラによる音楽が、またいい。人類存亡の危機という壮大なテーマに、見事にマッチしている。使われている音楽はクラシック系のみ、主題歌や挿入歌が無いアニメというのも珍しいが、その成功例と言えるだろう。
そもそも、何でイマドキ、このアニメを借りたのか。
その答えはズバリ、「うちの娘が観たがったから」。
この作品、登場キャラが変わっているのだ。『水滸伝』『横山光輝 三国志』を由来とするキャラクターがたくさん出てくる。ちなみに、写真右は『水滸伝』の知多星・呉学人。
『真・三国無双4』『無双OROCHI』『三国志大戦DS』といったゲームを通じて『三国志』にはまった娘が、その触手をいろいろな方面にまで広げつつあるわけだ。
横山光輝先生の『三国志 』全60巻と『蒼天航路(そうてんこうろ)』全36巻は憧れの書。どちらも大作漫画なので自分ではなかなか手が出せず、「いつか、買ってくれ」とせがまれている。『横山光輝 三国志』はアニメにもなっているが、こちらは入手が困難らしい。『蒼天航路』は週刊モーニングで連載されていた漫画で、『正史 三国志』に基づく物語。
父親所有の(夫は無類の歴史好き)吉川英治文庫『三国志』も読み始めた。『劉備くん』『玄徳くん』という(4コマ?)ギャグ漫画も発注済。
何かにハマルと、とことん極める。これが、娘が筋金入りのヲタクと呼ばれるゆえんであろう。
そうそう、肝心のジャイアントロボを忘れていた。意志があるのか無いのか、よう分からん。鉄人28号の流れをくんでいるのは確かだ。主人公、草間大作が腕時計型コントローラーで操縦しているらしい。
ゲームの『スーパーロボット大戦』シリーズにもジャイアントロボが登場する。『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』のPS2ゲームも存在するという噂。
さすがに、ここまでは手を広げないよなぁ..
Amazon
『真・三国無双4』PS2ゲーム
『無双OROCHI』PS2ゲーム
『三国志大戦DS』DSゲーム
『三国志 』横山光輝
『蒼天航路』王欣太 李学仁
『劉備くん』『玄徳くん』白井恵理子
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