2008年3月31日月曜日
国際アニメフェアで『ルパン三世』のFiat 500を見てきた
29日(土)『東京国際アニメフェア2008』に取材に行ってきました。
livedoorネットアニメの仕事ですが、ライブドアの催しは他の方が取材されるので、私は全般についての記事を書くことになりそうです(もう少し先の話ですが)。
パブリックデーのため、特に午後はすごい混雑でした。通路がギュウギュウで移動するのも大変。もうヘトヘトになりました。
平日は本業の仕事があるので仕方ないと言いたいところですが、本当はこういうイベントやお祭りの雰囲気を体で感じるのは嫌いじゃないんです。
今回の取材で痛感したのは、デジカメ LUMIX DMC-FX8 の非力さ。使いやすいカメラではありますが、シャッター速度も望遠も中途半端で「ここぞ」というときに、いい写真が撮れない。
いえ、もちろん腕もあまり良くないのですが、せめて道具だけでももう少し良いもの(少なくとも一眼レフ)を揃えないといけないのかも。
ステージイベントでは記者席の最前列に陣取りましたが、周りの方はほとんど皆、でかくて高価そうなプロ仕様のカメラばかりでした。当然と言えば当然なんですけど…。
声優さんのアップの写真も撮れないし、トホホな気分です(アップの写真が必要というわけではないのに)。
バッテリーも充電しておいたのにギリギリなんで、もし買い換えないとしても予備のバッテリーだけは購入しないとなあ。
嬉しかったのは『mofu☆mofu』のちぃ先生や『やわらか戦車』で有名なラレコ先生とお話しできたこと。
ちぃ先生はとてもお美しい方で、内面のやさしさが作品に表れているんだなと今更ながらに納得してしまいました。名刺を頂戴しましたが、これがまたカワイイ(お見せできないのが残念)。
ラレコ先生はお見かけしたとき(最初の顔出しテレビ出演のときの印象と違って)クリエイターのオーラを放ってらっしゃったので、ちょっとドキドキしました。でも、実際はとても気さくな方で、ごく普通に話をしてくださいました。
イベント自体もとても楽しかったです。実はアニメフェアは初めてだったのですが、今年は仕事じゃなくてもきっと来てたはず。
『ルパン三世』の Fiat 500 がサイコーにイカしてました。細部まで忠実に再現されてるんです(もしかしたら本物?!)。
国際アニメフェアの詳細は、livedoorネットアニメで。
まだはっきりと決まってませんが、掲載は4月中旬以降になりそうです。
2008年3月23日日曜日
PSP『サイレントヒル ゼロ』いと怖し。
昨日、PSPのゲーム『SILENT HILL ZERO』を購入しました。
前から欲しかったんですが、なかなか踏ん切りがつかなくって…。
いや、別に怖かったわけではなくて、ゲームをやる時間があるかどうかという問題です。今までゲームを買っても、まとまってやる暇がなくそのまま放置、ということが多かったので。
それでも、娘や息子が使うなら無駄にならずに済んだのですが、ホラー系、特に一人でプレイするゲームは絶対やりませんから。例えば『バイオハザード』だと、家族や友達と一緒にできるのでまだいいのですけど、これは完全に「孤独」ですからね。
『忌火起草』なんかも、是非やってみたいゲームの一つです。
娘と一緒にゲームショップで体験版をやりましたが、ハンパなく怖いですよ、これ。
映像よりも、むしろ音と振動がヤバい。
PS3は煙草の煙と埃に弱いという理由で娘の部屋に設置されてしまいましたし、当然ながらホラー系のゲームは却下されたので、購入できそうもないんですけどね。
さて、『サイレントヒル・ゼロ』は昨夜から始めたのですが、もう行き詰まってしまいました。慣れてないんですよねー、こういうアドベンチャー的な要素のあるゲーム。
なので今日早々と、攻略本を買いに行きました。
娘は一通りやり切るまで攻略本無しのことも多いですし、息子はゲームに付属している説明書すら読まないこともあるというのに。
難しい操作は必要ないにもかかわらず、なかなかやり方を覚えきらない私に業を煮やしてか、娘がこんな発言を。
(娘)「並行して何本もゲームやってたりするけど、そんなことないよ」
む、む、む…。
今度こそ、がんばって最後までやり遂げるぞ!
と、固く心に誓ったのでした。
BGMが(怖くて)心地よく、イヤホンが必須アイテムですね。
まだザコ敵しか出てこないので、私でも十分やっつけられます。
果たして、これからの運命は…?。
Amazon
サイレントヒル ゼロ
サイレントヒル ゼロ 公式ガイド (KONAMI OFFICIAL BOOKS)
前から欲しかったんですが、なかなか踏ん切りがつかなくって…。
いや、別に怖かったわけではなくて、ゲームをやる時間があるかどうかという問題です。今までゲームを買っても、まとまってやる暇がなくそのまま放置、ということが多かったので。
それでも、娘や息子が使うなら無駄にならずに済んだのですが、ホラー系、特に一人でプレイするゲームは絶対やりませんから。例えば『バイオハザード』だと、家族や友達と一緒にできるのでまだいいのですけど、これは完全に「孤独」ですからね。
『忌火起草』なんかも、是非やってみたいゲームの一つです。
娘と一緒にゲームショップで体験版をやりましたが、ハンパなく怖いですよ、これ。
映像よりも、むしろ音と振動がヤバい。
PS3は煙草の煙と埃に弱いという理由で娘の部屋に設置されてしまいましたし、当然ながらホラー系のゲームは却下されたので、購入できそうもないんですけどね。
さて、『サイレントヒル・ゼロ』は昨夜から始めたのですが、もう行き詰まってしまいました。慣れてないんですよねー、こういうアドベンチャー的な要素のあるゲーム。
なので今日早々と、攻略本を買いに行きました。
娘は一通りやり切るまで攻略本無しのことも多いですし、息子はゲームに付属している説明書すら読まないこともあるというのに。
難しい操作は必要ないにもかかわらず、なかなかやり方を覚えきらない私に業を煮やしてか、娘がこんな発言を。
(娘)「並行して何本もゲームやってたりするけど、そんなことないよ」
む、む、む…。
今度こそ、がんばって最後までやり遂げるぞ!
と、固く心に誓ったのでした。
BGMが(怖くて)心地よく、イヤホンが必須アイテムですね。
まだザコ敵しか出てこないので、私でも十分やっつけられます。
果たして、これからの運命は…?。
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サイレントヒル ゼロ
サイレントヒル ゼロ 公式ガイド (KONAMI OFFICIAL BOOKS)
2008年3月21日金曜日
目玉おやじと鬼太郎の会話
「鬼太郎、いい湯じゃのう~」
「はい、とうさん」
3月15日(土)、アキバにある東京アニメセンターに行ってきました。
livedoorネットアニメの取材です。
毎月第3土曜日は『声優の日』なんですよね。今回のイベントは「アフレコ体験スペシャル~~~!」でした。
詳しくは、
「秋葉原・東京アニメセンター『声優の日』レポート」へ
で、手ブラで帰るわけにはいかないんで、おみやげを買いました。
目玉おやじのオリジナルお椀付き『お椀クッキー』とクリップ付き『ゲゲゲの鬼太郎チョコチップクッキー』、『手塚治虫ワールド 人形焼』。
息子がいたずらしたら、右上の写真のようになっちゃいました。
『墓場の鬼太郎』のDVD、欲しいなあ~。
Amazon
墓場の鬼太郎
「はい、とうさん」
3月15日(土)、アキバにある東京アニメセンターに行ってきました。
livedoorネットアニメの取材です。
毎月第3土曜日は『声優の日』なんですよね。今回のイベントは「アフレコ体験スペシャル~~~!」でした。
詳しくは、
「秋葉原・東京アニメセンター『声優の日』レポート」へ
で、手ブラで帰るわけにはいかないんで、おみやげを買いました。
目玉おやじのオリジナルお椀付き『お椀クッキー』とクリップ付き『ゲゲゲの鬼太郎チョコチップクッキー』、『手塚治虫ワールド 人形焼』。
息子がいたずらしたら、右上の写真のようになっちゃいました。
『墓場の鬼太郎』のDVD、欲しいなあ~。
Amazon
墓場の鬼太郎
2008年3月17日月曜日
ヤ○ダ電機のサポートに呆れる
娘がノートPCのメモリを増設したいと言うので(現在256MBで力不足)、昨日PCの購入元であるヤ○ダ電機テック●ンドつくば店のサポートへ持っていきました。私だって、メモリの増設は2~3回やったことがあります。なので「私がやろうか」とは言ってみたのですが、どうにも腕が信用できないらしいのです。
店員さんもここぞとばかり「ご自分でなさると、壊れることもありますから」と、商売っけたっぷり。
サポート料金は2700円。Buffaloの1GBメモリもネットで購入するより5千円ほど高くつきました(汗;
まあ、これで安心が買えるならと、なかば諦めムードです。
「1時間ほどかかりますので、出来上がりましたらケータイにご連絡します」とのことで、その間、店の中をブラブラして待つことにしました。
ゲーム売り場ではニンテンドーDSの「1500DS Spirits Vol.1 麻雀」が目に留まり、早速購入。1338円とお手頃価格でした(麻雀ゲームはこの他にも「麻雀覇王 段級バトル」やアカギシリーズを2本を持っているので、レビューしなきゃ)。
DVDディスクを買ったり、電子辞書やiPodスピーカーを見たり、書籍コーナーで本をパラ見したりして時間をつぶしました。
けれど、1時間過ぎてもまるで無しのつぶて。
サポート口に行ってみると、ノートPCは裏返して蓋を開けたままの状態になっていました。
(娘)「何で、開けっぱなし? ホコリ入りそう」
開けてあるってことはもう少しかなと考え、しばらく待ってみることにしました。
さらに20分経った頃、痺れを切らしてこちらから声をかけました。駐車場の無料時間(2時間)も越えてしまうので。
声をかけた店員は作業を請け負った店員(接客中)に聞きに行き、「すみません、もう少し時間がかかるようです」と返事を返しました。
とりあえず駐車場1日タダ券をもらって「なるべく早くお願いします」とだけ言い残し、店内をブラつくのにも疲れ果て、そのままサポート窓口の前で立って待つことに。
日曜日だということでサポート窓口は待ち行列こそできないものの、ほぼ満席状態が続いています。
さらに20分ほど経過した頃、最初に応対した店員さんがやって来て、こんなことを言い始めました。
(店員)「すみません。お客様のパソコンはメモリの増設が難しいタイプでして…、今日中でないとダメですか」
(娘)「困ります」
(私)「それは人がいないということですか、それとも技術的に困難だということですか」
(店員)「混んでいて人手が足りないということもありますが、分解していろいろ部品を外さないとメモリが入れられないんです」
そこで娘がすかさず、
(娘)「そんなはずないと思います。一つ部品を外してメモリをはめ込むだけだけだと書いてありました。そんなに難しくない気がしますけど…」
(店員)「それはどちらに書いてあったんですか」
(娘)「メーカーのサイトからマニュアルをダウンロードして読んだんです。自分でやることになったときのために」
(店員)「…。では、今日6時ではいかがでしょうか」
6時前までには帰らなければならない用があり、娘と私は顔を見合わせました。
(娘と私)「他に用があるので」
(店員)「5時では?」
(私)「5時なら、大丈夫です」
というわけで、2時に店に着いた私たちは5時にPCを受け取ることになったのでした。
娘は「もう、ここでは絶対サポート頼まない!」と、カンカンです。
いえ、別に時間がかかるということを怒っているわけではないのです。このヤ○ダ電機のサポート体制の問題点はいくつか挙げられます。
- 1時間という約束だったのに、1時間経っても連絡を入れない。
- その後こちらから状況を聞いたときにも、どのくらいの時間がかかるのか見積もれていない。
- 結局、2時間以上待たせた挙句、すぐには対処できそうもないと判断した(遅っ!)。
私たちは車で15分ほどかかるレンタルビデオ店にも行く予定だったので、急いでそちらへ行ってまた引き返して来たのでした。もっと早くに言ってくれたなら、こんなに慌しくなかったのですが。
さすがに5時には増設できており、「お待たせしました」と形だけの挨拶をする別の店員さんからPCを受け取りました。
あまり時間が無いのと別の店員だからという理由で私が文句を言わなかったことに、娘は納得できない様子。
(私)「だったら、自分で言えばよかったのに」
(娘)「私が言ってもいいのかな」
(私)「そりゃそーだよ。お客なんだから」
(娘)「たしかに。でも、もっと上の人に言わなきゃ、きっと分かんないんだよね。だいたい、お待たせしましたじゃなくって、すみませんでしたでしょ。大型店だからって、客をなめてるとしか思えない」
娘と私は以前、ケーズデンキでPCサポートを受けたときの印象が良かったので、余計ギャップを感じてしまったということはあります。
とは言え、
「ちょっと情けなくありませんか、ヤ○ダ電機さん」
トホホ、本当に疲れた一日でした。
帰ってから何となくダルいと感じながらもそのせいかと思っていたのですが、なんと微熱(37.3度)がありました。
今朝も37.5度、でも会社を休むわけにはいかないので出社しました。風邪のひき初めでしょうか。
幸い、今は熱が引いて、ホッとしてます。
2008年3月15日土曜日
映画『リーピング』は旧約聖書「十の災い」の映像化
レンタルで『リーピング』を観ました。
プロモ時の「イナゴ少女、現る」という陳腐なキャッチコピーに正直引きましたが、これ結構オススメです。ただし、ホラーと虫が苦手な方はダメ。
『キャリー』みたいなサイコ少女のイメージを描いて観ると裏切られます。もっとオカルト色が強いっていうか…。
ルイジアナの片田舎ヘイブンで、旧約聖書に記されていたのと同じ「十の災い」なる現象が次々に発生します。
その町に調査のために訪れたのが、元キリスト教の宣教師で大学教授のキャサリン(ヒラリー・スワンク)です。どんなに不可思議な現象も科学で証明できると説く理知的な彼女には、夫と娘を一度に失った辛い過去があるのでした。
彼女は12歳のローレンという美少女に死んだ娘の面影を写して、強く惹かれていきます。
村人たちはその少女こそが「災い」の原因だと言い、殺害しようと企てるのですが…
妄想と現実に起きていることの区別がつかないような映像感覚。
いなごの大群が人間を襲う衝撃的なシーン。
それらもなかなか良いのですが、やはり「キリストとサタンの闘い」というベタなストーリーが見所かも。私は好きですね、こーいうの。
果たして、最後に笑うのはどちらか?
旧約聖書がらみってことで日本人に分かりづらい設定なのは確か。
辛口の批評が多いのはそのせいもあるんでしょうね。
ヒラリー・スワンクがすごい存在感で他者を圧倒してます。男優ももう少しがんばってほしい。
物語はまだ先がありそうだし「続編」が作られるといいなあ。
プロモ時の「イナゴ少女、現る」という陳腐なキャッチコピーに正直引きましたが、これ結構オススメです。ただし、ホラーと虫が苦手な方はダメ。
『キャリー』みたいなサイコ少女のイメージを描いて観ると裏切られます。もっとオカルト色が強いっていうか…。
ルイジアナの片田舎ヘイブンで、旧約聖書に記されていたのと同じ「十の災い」なる現象が次々に発生します。
その町に調査のために訪れたのが、元キリスト教の宣教師で大学教授のキャサリン(ヒラリー・スワンク)です。どんなに不可思議な現象も科学で証明できると説く理知的な彼女には、夫と娘を一度に失った辛い過去があるのでした。
彼女は12歳のローレンという美少女に死んだ娘の面影を写して、強く惹かれていきます。
村人たちはその少女こそが「災い」の原因だと言い、殺害しようと企てるのですが…
妄想と現実に起きていることの区別がつかないような映像感覚。
いなごの大群が人間を襲う衝撃的なシーン。
それらもなかなか良いのですが、やはり「キリストとサタンの闘い」というベタなストーリーが見所かも。私は好きですね、こーいうの。
果たして、最後に笑うのはどちらか?
旧約聖書がらみってことで日本人に分かりづらい設定なのは確か。
辛口の批評が多いのはそのせいもあるんでしょうね。
ヒラリー・スワンクがすごい存在感で他者を圧倒してます。男優ももう少しがんばってほしい。
物語はまだ先がありそうだし「続編」が作られるといいなあ。
2008年3月8日土曜日
『夢ねこDS』ギザ・カワユス!
『夢ねこDS』のプロモ映像です。ゲーム映像付き(1分53秒)
実写の猫、かわゆくて癒されます。
何より「歌」がいい。なんか泣けてくる…
CD ぜひ欲しいです。
ゲーム内のねこはややギクシャクしてますが、それでもかわゆい。
今までの「ねこゲー」と違って、いかにも年少の女の子向きという感じがしないし。
(さすがに、今までのは買いたいと思わん)
もっと観てみたい方には、ロングバージョンがあります。
ユメミルまいにち篇、ゲーム映像なし(4分53秒)
あの鳴いて動くぬいぐるみの「夢ねこ」も買いましたが、中身が固くて手触りがイマイチでした。
こちらはゲームなのでそこまで求めませんから、逆にいいのかも。
でも、思わず、タッチペンでなでなでしたくなる感じです。
じゃなくて、指で撫でちゃうかも。
子供の頃、猫飼ってました。
ミイ、トラ、黒ベエ、みんな天国で楽しく遊んだり、まどろんだりしてるでしょうか。
今はマンション住まいで、猫飼えないことだけが残念です。
そーいう方はみんな、このゲームでガマンしましょう。
発売日は4月24日、ちょうど誕生日近辺なので自分へのプレゼントかな。
レビューはその後で。
2008年3月2日日曜日
『チームバチスタの栄光』で良かったのは「手術シーン」と竹内結子だけかも
昨日「チームバチスタの栄光」を観に行ってきました。
その間、娘と息子は「超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」を観てました。
結論から言うと、私も「ケロロ軍曹」を観れば良かったかな、とちょっと後悔。
いえ、おもろいことはおもろかったのですけど、比較すると「ケロロ軍曹」の方が良いのではないかと。それは、娘と息子が口を揃えて「今まで観たケロロの映画の中で一番おもしろかった~」と言っているからであります!(ってなんでケロロ言葉?)。
(娘)「意外と、ダークケロロもカッコよかったし」
最近、アニメ界隈の記事を書いているので「勉強しなきゃ」という気持ちもあるのですが、それよりもエンタメとして単純に楽しみたいなあという欲望が勝ってます。
話がそれました。
「チームバチスタの栄光」の原作は話題になりましたよね。海堂尊の長編小説で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したので、読まれた方も多いのではないかと思います。
もちろん私も文庫版が出てからですが、読んでみました。
いやぁ、これはおもしろいです。
前半にたっぷり時間をかけて登場人物と物語の背景を描き、後半の怒濤の展開へとつなげていく。白鳥圭輔のキャラ立ちが絶妙で、とぼけた持ち味の田口公平との対照がまたいい。計算され尽くしたおもしろさがあります(決して自然体ではなく)。
で、映画ですけど、田口先生が女なのは許せます。原作と映画でキャラクターや筋書きが異なることは多いですし。
原作の田口先生の純粋さはそのままに、女性ならではのかわいさとか周りの男性に対するビミョーな心理が加わって、新しい田口先生が出来上がっています。
自分なりの田口を演じた竹内結子は癒し的キャラとして、この映画における唯一の「救い」となり得てます。
あと、田口先生によって描かれる、登場人物を動物に例えたときの「イラスト」とか「メモ書き」も好きですね(写真のパンフレットの表紙にも載ってます)。これは物語の味付けとして抜群の効果を発揮してます。
阿部寛による白鳥圭輔は、ま、こんなもんでしょう。キャラ濃すぎてやりようがないのかどうか。
俳優陣はおおむねいい役者を使ってますが、脚本/演出がイマイチなせいで心理描写が物足りないです。それぞれの登場人物に特色があるので、時間がふんだんにあるドラマだったらよかったのかも。って、それを言い訳にはしてほしくないですが。
手術シーンは限りなく本物っぽくて、結構楽しめます。あの場の醸し出す緊迫感がたまりません。
軽微な手術とは言え(一般的な認識においては、ですが)帝王切開を3回経験した私は、真剣勝負の場としての手術に強く惹かます。次女は生まれてすぐ救急車で別の病院に運ばれたので、緊急事態は経験済みですから。
この映画で表現されるように、手術で人が亡くなったときの現場の人間の恐怖感ときたら、それはもう例えようのないものでしょう。リアクションがちょっとオーバーではありますが、そんなことは些細なことです。実際には慣れもあるでしょうし、あくまで仕事として割り切って冷静を装っていると思いますが、初めて経験したときにはそうは行かないはず。それは人として当たり前の感情ですし、その気持ちがあるからこそ人間たり得るのです。
そして、そういった人間性が全く欠如してしまったのが「犯人」であったわけです。
オススメ度ですが、映画としては「手術シーン」をじっくり鑑賞したいなら★5つ。そうでなければ★3つ程度ですか。楽しめる娯楽作品であることは間違いないので、レンタルで是非観てください(もちろん、阿部寛や竹内結子のファンでしたら、DVDを購入する価値ありです)。
原作の「医療現場の問題点」というテーマが、あまり前面に出てこなかったのが残念でなりません。
その間、娘と息子は「超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」を観てました。
結論から言うと、私も「ケロロ軍曹」を観れば良かったかな、とちょっと後悔。
いえ、おもろいことはおもろかったのですけど、比較すると「ケロロ軍曹」の方が良いのではないかと。それは、娘と息子が口を揃えて「今まで観たケロロの映画の中で一番おもしろかった~」と言っているからであります!(ってなんでケロロ言葉?)。
(娘)「意外と、ダークケロロもカッコよかったし」
最近、アニメ界隈の記事を書いているので「勉強しなきゃ」という気持ちもあるのですが、それよりもエンタメとして単純に楽しみたいなあという欲望が勝ってます。
話がそれました。
「チームバチスタの栄光」の原作は話題になりましたよね。海堂尊の長編小説で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したので、読まれた方も多いのではないかと思います。
もちろん私も文庫版が出てからですが、読んでみました。
いやぁ、これはおもしろいです。
前半にたっぷり時間をかけて登場人物と物語の背景を描き、後半の怒濤の展開へとつなげていく。白鳥圭輔のキャラ立ちが絶妙で、とぼけた持ち味の田口公平との対照がまたいい。計算され尽くしたおもしろさがあります(決して自然体ではなく)。
で、映画ですけど、田口先生が女なのは許せます。原作と映画でキャラクターや筋書きが異なることは多いですし。
原作の田口先生の純粋さはそのままに、女性ならではのかわいさとか周りの男性に対するビミョーな心理が加わって、新しい田口先生が出来上がっています。
自分なりの田口を演じた竹内結子は癒し的キャラとして、この映画における唯一の「救い」となり得てます。
あと、田口先生によって描かれる、登場人物を動物に例えたときの「イラスト」とか「メモ書き」も好きですね(写真のパンフレットの表紙にも載ってます)。これは物語の味付けとして抜群の効果を発揮してます。
阿部寛による白鳥圭輔は、ま、こんなもんでしょう。キャラ濃すぎてやりようがないのかどうか。
俳優陣はおおむねいい役者を使ってますが、脚本/演出がイマイチなせいで心理描写が物足りないです。それぞれの登場人物に特色があるので、時間がふんだんにあるドラマだったらよかったのかも。って、それを言い訳にはしてほしくないですが。
手術シーンは限りなく本物っぽくて、結構楽しめます。あの場の醸し出す緊迫感がたまりません。
軽微な手術とは言え(一般的な認識においては、ですが)帝王切開を3回経験した私は、真剣勝負の場としての手術に強く惹かます。次女は生まれてすぐ救急車で別の病院に運ばれたので、緊急事態は経験済みですから。
この映画で表現されるように、手術で人が亡くなったときの現場の人間の恐怖感ときたら、それはもう例えようのないものでしょう。リアクションがちょっとオーバーではありますが、そんなことは些細なことです。実際には慣れもあるでしょうし、あくまで仕事として割り切って冷静を装っていると思いますが、初めて経験したときにはそうは行かないはず。それは人として当たり前の感情ですし、その気持ちがあるからこそ人間たり得るのです。
そして、そういった人間性が全く欠如してしまったのが「犯人」であったわけです。
オススメ度ですが、映画としては「手術シーン」をじっくり鑑賞したいなら★5つ。そうでなければ★3つ程度ですか。楽しめる娯楽作品であることは間違いないので、レンタルで是非観てください(もちろん、阿部寛や竹内結子のファンでしたら、DVDを購入する価値ありです)。
原作の「医療現場の問題点」というテーマが、あまり前面に出てこなかったのが残念でなりません。
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