2009年7月28日火曜日

航空機事故の真実に迫る!

a74c7a3c.jpg写真は昨日の夕刻、雨上がりの空にかかる虹。

(つくばエクスプレスよりiPhoneにて撮影)


くっきりと半円形を描いていました。これも「空」を巡るロマンの一つ、と言っていいでしょう。


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前回のブログでは「航空自衛隊航空救難団」の活躍を描いた『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』について書きましたよね。実は最近、航空自衛隊だけでなく、空飛ぶ乗り物全般に興味が湧いてきて、本を読みあさっているんです。


読んだ本は以下の通り。





『査察機長』はドキュメンタリー調の小説で、他はエッセイとノンフィクション。機長自ら、あるいは、機長を取材して書かれたものなので内容は正確です。でも、あまり内幕を知りすぎると、飛行機に乗るのが何だか怖くなってきます…。


着陸よりも離陸が難しいというのはどの機長も言っていますが、我々乗客は恐怖よりもこれから始まる旅への期待の方が勝っていて、しかも離陸がそんなに危険だなんてことまるで分かっちゃいない。お気楽なもんです。


ひとたび事故が発生したら助かる確率の方が低いんじゃないか、ということは心のどこかで漠然と感じてはいます。それが自由に空を飛ぶという行為の代償なんでしょうか。


『査察機長』で、氏原機長は次のように語っています。

与圧装置の回路やバルブが故障しただけで、人間の意識は1分と持たない。そうなると僕らが動かしているのは、時速800キロで飛ぶ生命維持装置といってもいい。…



アレは空飛ぶ巨大な「生命維持装置」だったのか~ (;´Д`)


そういや、昨夜テレビでやっていた『世界まる見え!』の特集「航空機パニックフライト FILE2」のヘリオス航空522便の事故は、整備士による与圧装置の自動設定解除が原因でした。まさに、飛行機の弱点を突いたヒューマンエラー。乗員乗客全員気絶って、何とも凄まじい!!

■世界まる見え!テレビ特捜部

航空機パニックフライト FILE



ただ、航空機の事故は機器のトラブルや人間による過失だけが原因で発生するわけではない、というのが『機長が語るヒューマン・エラーの真実』の著者である杉江弘氏の主張です。実は、組織や体制による潜在的なリスクも高いんですね。

航空機ではないですが、JR西日本の社長が起訴された「JR福知山線脱線事故」もまたしかり。日勤教育の問題点が指摘されてます。


筆者は企業や組織自体が意識の変革を図り、エラー発生のメカニズムや発生時の対処方法について、現場の意見も取り入れつつ前向きに研究していく体制が必要であると説いています。

現場を軽視するとロクなことがないっていうのは、いずこも同じかも。

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さて、ここらでちょいと気分を変えて、内田幹樹氏の上質な「航空サスペンス小説」でも読もうかな。


『パイロット・イン・コマンド』は第14回サントリーミステリー大賞の優秀作品賞を受賞しています。折り紙つきなワケですが、面白いってことは『機長からアナウンス』や『査察機長』でも実証済です。


まだ読んでないから何とも言えませんけど、ハッピーエンドなら「飛行機嫌い」にならないで済むかもー。



2009年7月19日日曜日

航空自衛隊レスキュー部隊の活躍を描いたアニメ『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』

2cabb49d.jpg去年の夏休み、和光市駅にある「陸上自衛隊広報センター」へ出かけたとき閉館していて、仕方ないので「鉄道博物館」に行ったと書きました。


11月には息子との約束を果たすため、再び「陸上自衛隊広報センター」へと足を運びました。というか、むしろ自分が興味あったというのが正直なところ。ええ、ミリタリーおたくの血が騒ぐんです(「陸上自衛隊広報センター」については、また今度)。


特に自衛隊には、軍隊としての必要性とか違憲云々という議論以前に、災害時の救助と支援という重要な職務があります。


阪神・淡路大震災での自衛隊の活躍を覚えているでしょうか。村山総理や貝原兵庫県知事による支援要請は後手に回ったものの、第36普通科連隊の災害派遣を初めとして、賢明に救援活動や復興支援を行う自衛隊員の姿は人々の心を打ちました。

RESCUE_WINGS0.jpg三宅島の夫の父母はことあるごとに、雄山(おやま)の大噴火のときには自衛隊の方々に大変お世話になったと話していました。やれ、炊き出しをしてくれたのも自衛隊、お風呂を用意してくれたのも自衛隊、いくら感謝してもしたりず、とても足を向けては寝られない、というのが実際に支援を受けた人々の率直な思いなんです(写真の年表は「陸上自衛隊広報センター」で撮影したもの)。


警察や消防と異なり、独自の機構と供給網を持ち、独立して行動できる自衛隊だからこそ可能なこともあるわけで。すわ有事の際に頼りになるのは、アカの他人の米国よりも身内の自衛隊なのではないかと思います。


前置きが長くなりましたが、今回レンタルしてきた『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』というアニメは、まさに自衛隊レスキュー部隊の活動と隊員の苦悩や喜びを描いたものです。


舞台は小松基地の航空自衛隊航空救難団。新人ヘリパイロットの三等空尉内田一宏が主人公です。音速越えのファイターパイロットに憧れて入ったのに、救難ヘリのある部隊へ配属され、ちょっとふてくされ気味の内田空尉。自衛隊員とはいえ、私生活はごくフツーの若者とあまり変わりません。その内田が震災、航空事故、山岳遭難といった困難な救難活動を経て、レスキューの使命にやりがいを見い出し、成長していく。そんな物語なんですね(きっと)。


いや、まだ1枚しかDVDを借りてきておらず、しかも2話しか入ってなくて話がちょん切れ状態(エピソード1は第1~3話の構成らしい)。早く、続きを借りてこなきゃ。


それにしても、3DCGを駆使した戦闘機やヘリのクオリティ、マジぱねっす。

RESCUE_WINGS1.jpgRESCUE_WINGS2.jpgRESCUE_WINGS3.jpg


■アニメ公式サイト
よみがえる空 -RESCUE WINGS-


■Amazon.jp
よみがえる空 ―RESCUE WINGS― DVD-BOX (初回限定生産)

2009年7月13日月曜日

「サンシャイン60」からの夜景

84d02573.jpg仕事の都合で、つくばから東京に通い始めました。バスと電車を乗り継ぎ、1時間40分程かかります。


でも、こんなのはまだ序の口。

この4月から、娘は片道3時間弱をかけて通学しています。1時限目から授業があるときは、なんと4時起きしているらしい(私は起きませんけど)。

5時半頃、見送りだけしています(もちろん、その後二度寝します)。


毎日楽々マイカー通勤をしていた私は、1週後にいきなりバテてしまいました。昨夜もCNETのブログを打ち込みながら、うたた寝する始末。

日頃の運動不足の影響もあってか、思ったより疲れが溜まっていたようです。早く慣れるといいんですが…。


先週の金曜日、会社の期末慰労パーティが池袋「サンシャイン60」の58階のレストランでありました。その前の週はCNET Japanブロガーのオフ会、さらに前の週は客先の飲み会、と立て続けでした。

そのせいもあるのかな~、バテバテなのは。


写真は、58階にあるレストランの窓からの夜景です。

実際はもっとキラキラと輝いていて素敵だったのですが、iPhone 3Gで撮ったのでイマイチ写りがよくありません。iPhone 3GSなら、もっとキレイに撮れたかも。


いいな~、iPhone 3GS。

って、結局、オチがデジモノですみません。



2009年7月5日日曜日

『地球が静止する日』と『映画ドラえもん』の共通点

kirifueeves昨夜、キアヌ・リーブス主演の『スピード』をテレビで放映していましたね。すごく懐かしい感じがしますが、今観ても十分面白かったです。

同じくキアヌ・リーブス主演の今年の正月映画『地球が静止する日』がTSUTAYAで7泊できるようになってたので、レンタルして観ました。


『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』で有名なロバート・ワイズ監督によるSF映画『地球の静止する日』のリメイク版です。監督は『エミリー・ローズ』の映像表現で評価の高いスコット・デリクソン。


主題は核兵器廃絶から環境問題へと変化していますが、一貫しているのは「人類の愚かさ」です。

で、その人類の代表となっているのがアメリカ。とことんアホな米国をこき下ろしているところはさすが。驚くべきことに、地球存亡の危機だというのに大統領さえ出てきません。大統領と副大統領はどこか別の場所に避難しているらしい(安全な場所など、どこにも無いのですけどね)。


むしろ私は原作や『地球の静止する日』よりも、『ドラえもん のび太と雲の王国』や『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』といった作品を思い浮かべました。テーマが共通しているんです。

ただ、人類の未来に希望の光を見いだすことができるのかどうか…(観てのお楽しみ~)。


地球を我がものと思い、自由気ままに食い潰していくような行為は、やがて自らの首を絞めることになるのでしょう。我々の子孫のために、ひいては、地球上の生き物や地球そのもののために今できることは何か、考え直すべきときに来ているのだと思います。


環境問題に取り組むことはもちろんですが、そもそも戦争なんて愚かな行為は即刻やめるべき。北朝鮮からはたびたびミサイルも飛んできますし、我々の周囲は人類による脅威に満ちています。

なんとかせんといかん!


ところで、お気づきになりました?

ポスターに載っているのはキアヌ・リーブスではなくて、キリフエーブスです。公式サイトで、ポスターの枠組みに自前の写真を組み合わせることができるんです。「ナリキル?」をクリックしてみてください(他には『ドラゴンボール EVOLUTION』のポスターも作れます)。


でも、皆に「キモイ」って言われました。

自分でもそう思うので、うんと小っちゃくし、面もバレないよう、ちょいとフォトショで修正も入れてみました。

なんかガッカリ~。


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地球が静止する日