まず冒頭のレースシーンから、度肝を抜かれます。視点がコースの地面ぎりぎりに移動し、レースカーが目の前にグングン迫ってきます。ド迫力です。車好きならこれだけでも楽しい。不謹慎なことに、もう~、ワクワクが止まりません ><
そのワクワクがバクバクに変わる瞬間、それは何台もの車が続けざまにクラッシュしたとき。サーキットは火の海に変わり果て、タイヤや車の残骸がぶっ飛んでくるのです。
目の前で繰り広げられる惨劇。まさに、死の饗宴!!
■映画『ファイナル・デッドサーキット 3D』公式サイト
実験的な3Dムービーは観たことがありますが、劇場で公開された3D映画を観たのは初めてでした。
思わず目を背けたくなるような残酷な表現はともかくとしても(もちろん、私はしっかりと目を見開いてますが)、これ程ピッタリな映画は無いのでは。頭では映像だと分かっているのに、体が勝手に反応してしまいます。
では、日常的なシーンはどうかというと、これはこれで面白いのです。
しっかりと奥行きがあって、その空間内での人物の存在感がハンパない。外国の方と食事とか飲み会とかでご一緒することはあっても、こんな近くからマジマジと見たことはなかったなぁと、妙なところに感心しました。
奇しくも今日、ソニーが「360°立体ディスプレイ」を開発したというニュースが報道されました。3Dメガネもいらず、しかも360°の視点を持ち、前後左右どこからでも自然な立体映像を見ることができるのだそうです。
真っ先にレイア姫を連想しますが、これが進化すればバーチャルな世界をリアルに体験するといったことも、あながちSFやアニメ世界の夢物語ではない気がします。
さて、肝心の映画の中身ですが、ストーリーはややお粗末でシリーズ最高とは言えないまでも(もしかすると最低かも)「お約束」の方は良くできていました。
これでもかこれでもかという「デスマーチ」は、見る者を飽きさせません。
神様(死に神?)によって考え出されたという「死のピタゴラスイッチ」は、シリーズの回を追う毎に巧妙になってきています。
さらに「フェイントをかける」という裏ワザにも、磨きがかかったようで。
過去のシリーズについてのレビューは「『ファイナル・デッドコースター』とそのシリーズ」へ。
2作目の『デッドコースター』がストーリーも演技も秀でており、4作の中では一等好きですね。
1.ファイナル・デスティネーション
2.デッドコースター
3.ファイナル・デッドコースター
4.ファイナル・デッドサーキット 3D
本作の魅力はあくまで3D。
公式サイトやYouTubeでも予告編を観ることができますが、映画館で体感しないとその真の迫力は伝わってこないでしょう。
3Dのおかげで「うぇっ」となるようなグロテスクなシーンには事欠きませんが、映像的にすごく気に入ったのはオープニングとラストシーンですね。
え? どんなのかって?
まあ、観てのお楽しみですけど、ヒントは「X線写真」かな(まんまや、ないかー)。
もう、サイコーですわ、コレ。
ITmedia +D 2009/10/19
ソニー、「360°立体ディスプレイ」を開発
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