2005年9月28日水曜日

「マイ・ボディガード」原作「燃える男」

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先日、A.J.Quinnell作の「燃える男」読んだ。

元傭兵であったクリーシィを主人公とした『クリーシィ・シリーズ』の第一作である。

映画「マイ・ボディガード」は観てないが、ポスターのダコタ・ファニングが愛らしいので、印象に残っていた。本屋で、文庫本の表紙を飾るデンゼル・ワシントンとダコタを目にした途端、どうしても読みたくなって購入。


生きる意欲を失った男が、美しく聡明な少女との関わりの中で、生きる喜びと希望を取り戻していく前半。

そして、少女を誘拐した一味との壮絶な闘いを描く後半。

特に、後半部分は、息つく暇もなく一気に読ませる展開となっている。

だが私は、前半部分、少女との日常のやり取りを通じて、少しずつ人に対する愛を取り戻していく主人公の姿が好きだ。

そして「なんて魅力的な少女なのだろう」と、読者である私自身もまた、少女をいとおしく感じ始めていることに気づく。これこそ、作者の思う壷なのだが、進んでそのワナにはまってしまう。

多くを語らないクリーシィの心情と一体となり、喜びや悲しみを共有し、何が善で何が悪であるのか、彼の視点で世界を見ることができるのだ。


ミリタリーファン&武器オタクにはたまらん一冊ではある。

燃える男 A.J.クィネル著 集英社文庫


追記:Amazonのカスタマーレビューは思いっきりネタバレなので、本気で読もうと思っている方は見ないこと。私は衝動買いだったから、Amazonチェックしなくてヨカッタ。

3 件のコメント:

  1. おお、これは面白そうだ。
    映画をレンタルしてみようかな。
    新作映画かな??

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  2. 映画みました。私的には良かったです。
    一寸デンゼルワシントンがクールな感じでてあったと思います。
    お奨めです。

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  3. 映画と本の内容はやや異なるようです。
    もし両方楽しみたいなら、映画を観てから本を
    読んだ方がよさそう。
    2004年12月18日劇場公開されました。
    もう、レンタルされているのでは。
    私もレンタルしたいと思っていますが、7泊8日
    にならないと借りない主義なんですよね。

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